昨年書いた記事が今頃・・・
占いの機関紙に掲載されておりましたのでシェアさせていただきます
題名は「望まれる占い師とは」
私達の「今」という時間は、毎日の選択という判断の延長線上に存在しています。
何時に起床するのかという一日の始まりから、仕事・恋愛・家族・病気の事など、その状況に応じて、答えを選択し、判断を下していきます。
ところが、時として私達は、迷いや不安に心を支配され、未来に対して、現状に対して、焦りや恐怖・怒り・絶望や諦めなど、身動きが取れなくなる事を経験します。
人の悩みや不安というものは側からは計り知れません。
その悩みや不安から解放され、明日を生きる元気を与える事が出来る手段の一つが占いであると考えられます。ところが、時として行き過ぎたアドバイスやその場しのぎ的な回答から更なる迷いを与えてしまう事があるのも事実です。自立では無く依存という結果を招く事や、占い師の経験の無さが引き金となり不運が重なる事も見受けられます。果たして占いは、人生の選択に迷い、判断に不安を感じている方に対して必要なもので、どのような占い師が求められるのでしょうか。
確かに、生年月日と生まれた時刻から鑑定する四柱推命では、「通変」で、現在の運気の流れが読みとれ、「十二運」では、潜在的に持ち合わせる性格などを読み取る事も出来ます。
生まれた日が分れば、先天的な部分と後天的な部分を同時に理解する事が出来る優れた占術と言えます。現在の立ち位置や生き方から、大きくずれている場合は、修正と見直しを話し、今後おとずれるターニングポイントには、その時期と心構えを伝える事も出来ます。相手と照らし合わせる事で、相性や相手との付き合い方などを鑑定することも出来、更に四柱推命に、易と五行を合わせる事で、おおよそ様々な事象を読み解く事が出来ます。
私が日頃教えているタロットでは、「今」を基準としての近未来的な結果を読み解くには優れた結果を導いてくれます。私の鑑定としては、四柱推命と易から、現在の立ち位置と今後の方向性を大きな枠組みで捉え、その為の「今」するべきこととしてタロットで鑑定する方法を実践しています。
私と占いとの出会いは、二十数年前に商売の先行きの事で迷い、偶然に紹介された占い師がタロットで鑑定してくれたことが始まりです。占い師の手際の良さと未来に対するアドバイスが具体的で、占いの魅力を感じた事を覚えています。まさに占いは鬼に金棒、熟練した経験から導き出された答えは相談者に安心感を与える事が出来る素晴らしいツールだと考えられます。
しかし熟練した経験を得るには時間が必要であり、占い学校を卒業しただけで得られるものでは決してありません。覚えたばかりの知識を並べ立てたところで、具体性を欠くアドバイスは相談者に不安と迷いを与えかねません。未来を知る事での焦りと不安を与えてしまう危険性も考慮しなければいけません。いかに相談者の立場で考え、相談者の求める答えと現実との乖離を見つけ、解決するための気付きを導き出せる力が占い師には求められます。
では実際に、占い師だけが答えを導き出せる相手なのかと言うと一概にそうだとは言えません。
何故なら、人生の先輩や、仕事の先輩、その道の成功者であるなら、相談者の答えに近づく事は出来ると考えられるからです。その道のプロと占い師を比較した場合、どちらに信用性と具体性があるかを比較すると、その道のプロであり、占い師がそこに介在する余地があるか疑問が湧きます。商売の事であれば、商売人に、病気の事であれば医者に答えを求める事であり、具体的な悩みに応じて、答えを求める相手を変えることで抱える問題点は軽減すると考えられます。
では何故、判断に迷い答えが必要な状況で、人が占いに答えを求めるのかと言えば、あらゆる角度から相談事を見極める事で、複合的に答えを導き出せる唯一の存在であるからだと考えます。更に、秘密厳守という立場から、人知れず本音で語り合える存在だという点も大きな理由だと考えます。
従って占いとは、占い師の経験と技量に応じて、その道のプロを超える存在であり、絶対的な信頼を相談者から得ることが出来るものだと考えます。その為に、占い師は常に勉強と実践を通して、仮説と検証を繰り返していく事が求められます。大きな節目にこだわることなく、日常の相談相手としての関係を構築出来ることが占い師に求められている立場であり、相談者が求める占い師だと私は考えます。
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