今月の初辰通信【この道】

あっという間にお正月休みは過ぎていきます（笑）

明日からお店は通常通り営業を開始します

今朝はかなり冷え込んでいましたが

清々しい気持ちで

新年最初のお朔日詣りに行ってきました

なんと！！

三が日の参拝者が約250万人！

大阪市の人口が約270万人ですから

大阪市に住む全員が住吉大社に参拝することに！！！

ビックリですよね

一度電車で3日に行ったことがあるのですが

駅を降りたら人の群れ

全く動かないことを経験しておりますので

それからは三が日に参拝することをやめました（笑）

住吉大社といえば

商売発達・家内安全の「はったつさん」が有名です

初辰まいりとは？

初辰とは、毎月最初の辰の日のことです。
この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえると信仰されています。

そして4年を一区切りとして、48回参拝すれば、満願成就となります。
これは、四十八辰、つまり始終発達するという意味からきたもので、
4年間月参りを続けられるというのは、それだけ無事発達していることでもあります。

住吉大社の末社である

種貸社、楠珺社、浅沢社、大歳社の四社を

順番にお参りしていくのが慣わしとなっています

もちろん初辰まいりの日でなくても

この末社はお参りできますし

ちゃん様をいただける場所が楠珺社となります

気持ちのよい神社ですので

お近くに行かれた際には一度お参りをされてみては如何でしょうか

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そして今朝も初辰通信『この道』

を頂きましたのでご紹介させていただきます

「拝啓　

新年明けましておめでとうございます。

いよいよ平成三十年の新年を迎えました。

三十年という期間は、

ちょうど一世代が入れ替わる時の長さを持っています。

まさに、平成に育った世代が日本を担いつつあるのです。

昭和生まれの私は、

学生時代に元号が昭和から平成に代わったことを今も

鮮明に覚えています。

あれから、三十年。

社会に出て、仕事を持ち、家族を得ましたが、

何一つ形にならず、

実りの少ない今の自分に情けなく、

暗中模索の道の途中にいるようで、

焦燥感を強く感じています。

それでも、一日のはじまりを告げる朝日は、

いつもと変わらずに昇ってきます。

この時期、

朝の通勤に難波から住吉大社駅に向かって電車に乗りますと、

車内から、

およそ七時過ぎに、

東の二上山の辺りから、真っ赤な朝日が昇ってくるのが見えます。

とても、神々しく、昨日の反省も忘れ、

今日という日を大切に過ごさなければならない気持ちが芽生えてきます。

皆様は、新年の朝日を、どこで、ご覧になったでしょうか。

この年の始まりは、

今までの元旦とは、少し違う、

特別な時の境界線を、

日本人が大きく跨いだように思えます。

来年には、年号が変わりますので、

今年が事実上、平成最後の一年と言えるでしょう。

やはり、

日本人にとって大きな節目の年となるでしょう。

さらに、

日本が近代国家として歩みはじめた明治維新から、

ちょうど百五十年にもあたるそうです。

明治、大正、昭和と続く日本人の人口が平成になって、

鈍化、下向し始めました。

人口が減るという世界の先進国がまだ経験していない未来地図を

これから描かなければなりません。

今までとは異なる、

量から質への転換を求められる難しい時代です。

私たちは、

そんな激動の世の中を歩いています。

初辰さんに参られる皆様は、

どのような道を歩いておられますか。

それぞれの人生の道がどんな景色で、

どんないばらや困難があたたの住くてを塞いでいるのか、

毎日、一緒にいる人でさえ、

知る由もありません。

時には、歩くのを辞めたくなります。

戦後八十年が経ち、

戦争を経験された日本人は、

随分と少なくなりましたが、

今は、昔のように、

仕事、仕事という時代でもなく、

スローライフや、

趣味やゆとりが声高に叫ばれる時代になりました。

だから、

そんなにしんどい道を歩まなくても、

楽を探して、

回り道をすればよいのかもしれません。

しかし、わたしには、この道しかない。

人生の分岐点で、

それぞれ悩みながら、

選択してきた結果の今なんです。

それが、いいか悪いかは分からない。

そういう人たちが、

きっと多いのではないでしょうか。

それでも、苦があたたを鍛え磨き上げ、

本物にするのです。

鈍刀をいくら磨いても

無駄なことだというかもしれませんが、

刀は光らないかもしれないけれど、

磨く本人が変わってくると思うのです。

水が必ず海に達するように、

歩みを止めなければ、

所思は必ず遂げられると信じています。

今日の朝日のように、

天地の世界が、

私達を見ておられるのではないでしょうか。

発見と感動、

感謝の心を持ち続けていれば、

私たちの進む道は、

絶対に明るいと確信しています。

今年一年、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

平成三十年一月吉日

初辰神主　川畑勝久拝」

それでは

2018年度の営業が明日から始まります

今年も1年皆様に喜んでいただけるよう

取り組んで参りますので

どうぞ宜しくお願いいたします